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更新日:2025.09.03
みなさんこんにちは!Z世代研究会です!この記事を読んでくださっているみなさんの中には、「Z世代にサービスや商品を届けたい!」「でも、どうやったらZ世代に届くんだろう・・?」そんなお悩みを抱えてらっしゃる方もいるのではないでしょうか。「今の若い子ってとりあえずSNS見てるんでしょ?」「TikTokでバズらせれば勝ちなんじゃない?」そうやって、“Z世代っぽい”戦略をとっても、結果が出ないことが多いのが現実。そもそも、Z世代って、どこで情報を得て、どうやってモノを選んでるの?そんな疑問に答えるべく、今回は2025年新卒の現役Z世代社員にインタビューを実施しました!彼ら・彼女たちの「SNSについて」「広告について」「購買について」リアルな行動プロセスを徹底解剖しました🕵️♀️
本記事では、テーマ別に分けてZ世代のリアルな声をもとに、企業がやりがちな“的外れマーケ”を防ぐヒントをお届けします。本記事では、第二弾として「広告」と「購買」の2つのテーマをピックアップして、Z世代が広告をどう捉え、購買にどのようにつながっているのか、そのリアルな考え方をまとめました!ぜひ最後までご覧ください👀✨
まずは、Z世代が SNS広告をどう感じているのかインタビューを行いました!さらに、Instagram・TikTok・Xなど、各SNSごとの広告の印象についても深掘りしていきます!
\Z世代の声/--------------------「もう、広告がでるのは当たり前という感覚のため、広告に対して前ほどSNSで広告が表示されることに対して嫌悪感は抱かなくなりました。」「自分の興味・関心に合った広告はついつい見ちゃうし、嫌な感じもしないです!」--------------------Z世代にとって、SNS上で広告が表示されるのは「もう当たり前」という感覚。かつてのように広告が表示されること自体に嫌悪感を抱く人は少なくなっているようです。特に、自分の興味や・関心に合った広告であれば「つい見てしまう」「嫌な感じはしない」とポジティブに受け止められている声もありました。
逆に、関心のない広告はスルーされる傾向が強く、広告であることを認識した上で“見るか・見ないか”を自分で選んでいるようです。
SNS上で広告が流れることは「当たり前」という認識が広がっている一方で、媒体ごとにユーザーの受け止め方には大きな差が見られました。
Instagramに関しては「自分の興味関心にあった広告が表示されるため、嫌悪感はほとんどない」という声が目立ちました。
特に、広告のデザイン性やブランドの世界観がユーザー体験に自然に溶け込むと、むしろ好意的に受け止められる傾向があるようです!
TikTokでは「タイアップ動画やショートドラマ形式の広告はスキップせずに視聴します!」という意見が多く、エンタメ要素やストーリー性がある広告は受容度が高いことが分かりました。また、「TikTokやInstagramは興味がなければスキップできるので、自分で見るかどうか選択できるのが良い!」と評価されています。
YouTubeにおいては「広告色が強い」「案件感が出ると嫌悪感につながる」といった声がありました。特に長尺の広告やスキップできない広告は敬遠されやすく、プレミアム会員になることで広告を避けているZ世代も見受けられました。ただし、YouTube ShortsについてはTikTokと同様に「短尺で楽しめる形式であれば許容できる」という意見がありました。
Xでは通常ポストの間に広告が自然に表示されるため、過度な嫌悪感を抱くユーザーは少ない傾向にありました。一方で、「一般ユーザーの投稿のように見せかけた広告」に気づいた際には強いネガティブ感情が生まれるという声があがり、広告であることを認識しづらい手法は、一見効果的に見えるものの、ユーザーに「騙された」という印象を与え、逆効果となるリスクもあるため、慎重な運用が求められます。
全体的に「広告は嫌いではないが、必ずしも歓迎されるわけではない」というニュアンスが共通していました。
特に、ブランドの世界観やクリエイティブの質が高い場合は「むしろ参考になる」「出てきてくれると助かる」といったポジティブな反応も得られています。
つまり、ユーザーが自然に受け入れられるかどうかは、文脈へのなじみ方と広告の体験価値がカギとなるようです!
ここからは、Z世代の「購買」について深掘りしていきます!購買する際に何を重視しているのか、SNSの影響についてまとめています。
\Z世代の声/--------------------「失敗したくない・・」「購入前に口コミや評価はチェックします✅」
--------------------Z世代の購買行動においては、「失敗したくない」という心理が大きく影響しています。
購買時に重視される要素としては、価格やデザイン性に加え、レビュー評価や口コミが非常に重要視されており、購入前に必ずチェックするという声も多く見られました。特に、SNSやECサイトでのレビューは、商品の信頼性を判断するための重要な材料となっており、「ブランドの信頼性」が購買決定に直結しているようです。また、スキンケアやファッションなど、使用感やサイズ感が結果に大きく影響する商品においては、オンライン上の情報だけでは不十分と感じるケースも多いようで、SNSを通じて商品を認知した後、実際に店舗で試してから購入するという行動パターンも多く見られました。
Z世代は、オンラインとオフラインをシームレスに行き来しながら、自分に合うかどうかを多角的に判断しているのが特徴です。このような行動背景から、リアルな使用感が伝わるUGC(ユーザー生成コンテンツ)や、信頼性を高めるレビューの可視化、サイズ感・使用感を補完するような体験型コンテンツが重要になり、SNSは単なる認知の場ではなく、「購買検討を後押しする場」として機能しており、この点をどう設計するかが今後のマーケティングのカギとなりそうです!
Z世代にSNS上での購買行動についてインタビューしたところ、「認知」から「購買」まで、SNSをフル活用していることがわかりました!そこで、フェーズごとのSNS上での行動をまとめてみました。
\Z世代の声/--------------------「洋服はブランドや種類が多くて探すのに時間がかかるので、広告で自分に合いそうだ服が出てきてそのまま購買したことがあります!」「最近だど、サロンの予約などを広告経由ですることが多いです!」「自分の興味がある商品が出てきたら、そこからサイトにとんで購入してます!」
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・InstagramやTikTokで「流行」「最新アイテム」「リアルな口コミ」を探す・レビューや検索で「実際の使用感」や「サイズ感」を確認・インフルエンサーや友人の投稿が購買意欲のトリガーに
・直接SNS上の広告・ショップ機能(ソーシャルコマース)から購入するケースが増加ただし、スキンケアやアパレルでは「店舗で確認→オンラインで購入」という二段階行動も多い・「失敗したくない」という心理から、最終的にはレビュー・友人の声・過去の経験を照らし合わせて決断
・商品が良かった場合、SNSで「レビュー投稿」や「友人へのシェア」を行う特にTikTokやInstagramストーリーズでのシェアが多く、購買が次の購買を生む好循環を形成
今回は、Z世代の「広告」と「購買」に関するインタビュー結果をお届けしました!一見「SNSはどれも同じように使われている」と思われがちですが、実際の購買行動や広告への反応を見ていくと、その受け止め方には大きな差があることが分かります。「SNSでバズれば売れる」という単純な構図も、Z世代には必ずしも当てはまるわけではありません。彼らは“自分の趣味や価値観に合うかどうか”を軸に購買判断を行うため、いくら拡散されても“自分ゴト化”できなければ購入には結びつきにくいのが実態です。Z世代に商品やサービスを届けるには、「Z世代」というひとつの大きな括りで考えるのではなく、その中でも“どんな関心を持つ層に向けるのか”を明確化し、適切な文脈とコンテンツを設計することが重要になります!ここまでお読みいただきありがとうございます!
今年は第一弾で「SNS」、第二弾で「広告」と「購買」に関するインタビュー結果をお届けしました。どちらもZ世代のリアルな行動や価値観に基づいた内容ですので、日々のマーケティングや企画立案にぜひお役立てください。「もっと詳しく知りたい!」という方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
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執筆日:2025.09.03
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